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オオムラサキ?広葉樹林・クマ [生物システム]

オオムラサキ701.jpg

 今日の昼,工房の庭で大きなタテハチョウを見かけました.翅を広げたとこが深い青紫で,斑紋の特徴からたぶんオオムラサキだと思います.飛翔力が強く,あっというまに飛んで行ってしまいました.
 調べると,オオムラサキは花の蜜ではなく広葉樹の樹液を好むようです.庭にはコナラの木が沢山あるので,ここ一帯が棲息地として好まれているのかもしれません.松枯で倒れた松の後は落葉広葉樹ですぐに埋まります.この広葉樹林がずっと奥まで切れ目無く続いているので,ツキノワグマがここに出没しなかったのは単なる偶然かもしれません.というのは,クマの生態にくわしい米田一彦氏の調査によると,少なくとも中国地方では奥山にはクマが少なく,里山など人家と接触するところに多いというドーナツ現象が確認されたというのです.西日本はツキノワグマの生息数が激減しているので,クマの個体数が多くなったための現象ではないようです.
 ところが人家付近へのクマ出没数の激増については,これには真っ向から対立する意見があります.プロの自然写真家が全国を足で歩いての経験をまとめたあるブログが有って,この中でくりかえし強調されているのは”自然保護”をとなえる運動への激しい攻撃です.奥山放獣など何の効果も無いだけでなく危険きわまりない,直ちに止めるべきだと言うのです.ツキノワグマの個体数は減少どころか激増し,その被害にたえかねた山村・農家の住民が大量殺処分に走らざるをえなかったというのが昨年の騒ぎである.全国で15,000頭の数もどれほどの根拠があるのか(この意見には賛成ですが),殺処分に反対するなど都会人の寝言にすぎない,だから5,000頭の減少で殺処分をためらってはいけないと言うことになります.
 さきほどの米田氏の見解では,個体数の減少した西日本こそ人家付近への出没が頻繁化する地域であり,出没は農村の構造的変化と関係が有るのではないかとの推察です.
 真相は個体数の実態を正確に把握する以外ないのですが(それゆえ15,000頭の実態も?と言わざるをえません),これに必要な膨大な予算をどこが捻出するのでしょうか.
 とりあえず,僕の工房の回りも一巡りしてクマ棚の存在を確認するつもりですが,クマ棚があるということはクマの存在を裏付けるものでは有っても,何頭が何年にこれを作ったのかは分からないままだと思うのです.
 僕自身もクマが出現すれば,それなりの自衛策をとるつもりですが,日本で唯一の猛獣であるクマとのつきあい方は”駆除”すればめでたしめでたしといった単純なものでは無いはずです.

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