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野良甲斐犬達の訪問が無くなってしまった! [ペットとの日々]

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 前回の日記で野良甲斐犬を追い払うのは止めにしたと書いた.
かなり強引な追い払いかたをしたのに,彼等はある意味では紳士的だったと思う.まあ,2時間おきぐらいに家の周りを飛び回るのが紳士的かどうかということもあるが,これはフェロモンが原因ならば了解範囲ということになる.一度も咆えられなかったし,雪の中で座ってこちらをじっと見ている姿には一生懸命が持つけなげさが有った.”負けた!”と思った瞬間自己嫌悪のようなものが出てくるから不思議だ.リラはかわいそうだが,手術が終わるまで家の中に閉じ込めておけばすむことである.僕と黙って目を合せた後,その甲斐犬はくるりと向きを変えて森の中に消えてしまった.
 どうせまた来るに決まっていると思ったが,何事が起ったのかついにその日一度として彼等の姿を見ることは無かった.あくる日も同様である.もしかして野犬狩りで捕獲されてしまったのだろうか.リラを連れて散歩すると必ず姿を現したはずなのに森はしんと静まりかえっている.友人に捕獲犬を調べてもらったがそれは無いという.今日は山道のかなり奥まで足をのばし,探し回ってみた.いのししの罠にかかったとすれば声が聞こえるはずだ.結局一時間ほど歩き回って倒木だらけの森から手ぶらで引き返すことに成った.疲労と得体の知れない悲哀で今は考える気力が無い.彼等はどこに消えてしまったのだろう.

雪の工房はなぜか森閑として声が無い.

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野良集団からのリクルートも? [ペットとの日々]

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リラJan212008a.jpg
朝から工房に降り出した止む気配もなく,昼前には純白の厚い綿毛に包まれてしまった.それでも野良甲斐犬の訪問は頻繁で,こちらの威嚇などこけおどしだということをとうに見抜いている様子である.注意して観察したところ頭数は二匹に増えていて,これも相手が自信を深める原因かもしれない.
 リラの方は野外で襲われると危険なので,今日は一日ログハウスの中に閉じ込めておくことにした.と書くといかにも彼ら甲斐犬達がしかけたような感じになるが,本当のところは逆かもしれないとも思う.
 犬の発情期に関して言えば,6ヶ月おきのメスの発情がフェロモン放出となってオスを刺激するわけで,単独でオスが荒れ狂うわけでは無いことがまず挙げられる.リラのフェロモンが強力だとすると彼等は抗いがたい力で引き寄せられているのかもしれないのだ.それに一度林の中をリラと散歩して驚いたのだが,突然リラが足を止めオオカミの様な長い尾を引く声で咆え始めたことがある.”ドクトル・ジバゴ”の映画を観た方はその声に記憶が有るであろう.僕はスミソニアン博物館でオオカミの咆え声の録音が入ったCDを購入し聞いたことがあるのであてずっぽうで言っているわけではない.この咆え声を亡くなったコロに聞かせたことがある.イヌの喧嘩に興味が無かったはずの病気のコロが突然耳をたてて緊張したのを今でも憶えている.リラの声は風に乗り遥かかなたまで響いたはずである.野良甲斐犬の連中が彼等の女王としてリラを迎えに参上したと考えると面白いかもしれない.
 とするとこの訪問を阻止するにはリラの不妊手術で解決といかない可能性がある.昨日獣医さんに手術のことで相談に行ったが,このことはあまりに荒唐無稽なので黙っていた.しかしショックなことも聞かされてしまった.ボルゾイの寿命はすごく短いそうだ.12年ぐらいですかと聞いたが答えてくれなかった.もっと短いということだろう.リラはもう6歳を過ぎている.ここ数年で僕とリラが織る織物がどうなるのか分からないが全速で走り抜けるリラと僕は最後のところでは同じ歳を生きるような気がする.
 写真はついせんだって,完成した階段で記念のろうそくとかがり火を灯した時のリラの勇姿である.うーん,ほれぼれするほど美しい!

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呪われた一日(その3);ツヴェターエワの詩 [ペットとの日々]

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イダン・レイチェルはイスラエルのミュージシャンである.版権があるので画像を引用
するのは控えて,雑ではあるが彼のイメージを描いてみた.

 よく考えて見ればリラにとってはどこで用をたそうとどうでも良いことのはずだ.汚れて困るのはこちらの勝手だろう.それを”しつけ”と称して一喜一憂しているのはまさにペットだからということになる.野山を駆けて生活していたオオカミが人間にとりこまれたばっかりに,人間の生活習慣への順応を要求される.理不尽なのはどちらか明らかだろう.女性詩人のマリーナ・ツヴェターエワの詩;”さよなら わが友よ”をふと思い出した.
 仲よしだったが,別れがきた
さようなら,わが友 狼よ!
わたしたちの友情は 息が絶えかけている
わたしはあたえるよりも 借りをのこした!

森や野を 仲間をもとめて
思うさま 突っ走るがよい!
おまえの背の毛をなでてやったら
森恋しさに 泣いたっけ! (工藤 精一訳)

に始まる切ない詩だ.その最後が妙に記憶に残っている.

永遠にさようなら 灰色の狼よ!
もうわたしは 夢に見ることもないだろう
そのうちにまた ばかな女があらわれて
狼のこころを信じてくれるだろう

この馬鹿な人間の一人が僕だと思う.甲斐犬の野良が何か悪さをしたわけではない.白い雌犬に興味を持っただけでなぜ石を投げられ追われなくてはいけないのか.そう考えるといたたまれない自己嫌悪にとらわれた.冬の夕暮れは早い.こうして僕はリラをひとり工房に残して家族の待つあたたかい家に帰るのだ.リラは来るのか来ないのかわからない僕を待って朝までひとりとり残される.しんと静まりかえった森の中からは仲間が呼ぶ声が聴こえるかもしれないというのに.
 帰宅はどん底の気分で突然メランコリーの渦の中に投げ込まれたかのようになってしまった.途中の車の中で,例のイダン・レイチェルのMi'Ma'amakimを聴いたせいもある.この曲はすくなくとも50回以上は聴いたのだから,たまたまその時の気分が同調してしまったということだとは思うが.僕は医学的には鬱病ではないが,どうも鬱的気質が強いと自分でも思う.
 こうして呪われた一日がなんとか過ぎていった.問題は何も解決していないが.

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呪われた一日(その2) [ペットとの日々]

 友人と昼食をとっても大学の現状は暗い話ばかり,民営化した後の大学にはもう”教育業”のような企業しか残っていないのかと言いたくなる.軽い頭痛がして,コーヒーの味がしない.いいかげん話を切り上げて工房に戻ったのは2時ごろだろうか.リラはどうしているだろうと思い小屋の扉を開けたらまたもや固形飼料が部屋中にばらまかれていた.しかも敷いてあるカーペットは小でびしょびしょである.これにはもう限界という感じで反射的にどなってしまった.あまり怒っても何故か分からないのであれば改善の足しにはならないだろうと理性の声は言っているが,そうだとしてもまずいことをやらかしたということは分かって欲しいと思ったのかもしれない.もちろん留守番をしていたおやつも中止でアトリエの中の片付けに戻ることにした.
 しばらく清掃しなかったため部屋中に道具が散乱し,それをプラスチックの整理箱に納めていたら足の踏み場もなくなってしまった.事故が起こったのはこの時である.重い箱を両手でかかえて別の箱をまたごうとした時見事に転んでしまった.まさに骨折した時と同じ形で足も同じような場所をしたたか打ちつけてしまった.がらくたが転がる音と同時に,しばらく起き上がれずうずくまってしまった.こわごわ足首を触ると前回のような足首の反転は起こっていない.おそらくチタンの金属板とネジ7本をそのままにしておいたのが幸いしたのであろう.
 この後電動丸鋸を使って薪の置場をつくるつもりであったが,何か指が吹っ飛びそうで自粛しなくてはというかすかな声に従うことにした.自動車の運転もそうであるが,免許とりたては意外と事故が少ないらしい.だんだん慣れた3年ぐらいからの方が事故が多いとか.最近は機械の使い方が荒く気にはなっていたが・・.
 日が傾いてきたので再度リラと散歩することにした.ここでまた別の事件が起きた.山道をリラと下っていくと黒い大きなイヌがこちらをじっと見ている.甲斐犬の野良がいることは知っていたが,リラと身近で遭遇したのはこれが始めてだと思う.とっさに石を威嚇のため投げたがじっとこちらを見たまま動く気配が無い.リラは興奮して突進しようとしている.はっとその時気付いたのであるが今は犬の発情期なのだ.明らかに2匹とも興味しんしんで一向に逃げようとしない.こちらの方が逃げたらそれこそ追ってくるだろう.しかたがないのであるったけの大声を出して威嚇の石を投げ続けた.幸いなことに,その野良は名残惜しそうに後ろを振り返りながら坂道を下りて行った.問題はその後のリラで,小屋に入ろうとしない.何とかなだめて小屋に押し込んでいるうちにこちらまで憂鬱になって来た.僕は物事を深刻に捉える傾向が強いのだが,今回もまた何かが動きだす気配がしたように思う.(続く)

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呪われた一日 [ペットとの日々]

 今日は一日碌なことが無かった.始まりは昨夜からかもしれない.
夕食の準備がとうに出来なくなったお袋のため,コンビニであれこれ迷った末適当な素材のものを買って帰った.急がないとお腹が空いて気の毒と思い,毎日の薬も後にしてとりあえず部屋に入ろうとしたらはた迷惑な近所のお節介婆さんがあわてて出て行く姿が目に入った.不吉な予感がしてがらりと戸を開けるとびっくり,むしゃむしゃと古そうな油物をお袋がむさぼっているではないか.今日は女房が会議で遅いのでしかたがないが,夕食は会話の場でも有るし,だいいち栄養健康のことを考えた食事で無いと必ず老人の場合はそのつけがやって来る.くだんの近所のご夫人には食事を気まぐれでお袋に差し入れしないよう再三お願いしてあるのにこちらの意見に耳を貸そうとしないのが不思議だ.ついに耐えかねて女房が食事代は幾らになりますかと聞いたところ,それこそ烈火の如く怒りだし”教授が何だ!偉そうに.旦那を今此処に連れて来い”とどなってこの話は出来なくなった.それからは道で会っても後戻りしたり,物陰に隠れたりと陰険極まりない.確かに僕は大学の教授をしていたがそれが何か不都合なことでもあるのだろうか.気に入った人間には”よう!社長”とご機嫌をとっては嫌われている手合いである.幸福そうに見える家庭に介入して撹乱するのが楽しくてしかたがないというのが見え見えで,他にも沢山この類のことが有ってお袋に注意しても上の空のことが多かった.しかし,昨晩はこちらの寛容の限界を越えて思わず”乞食のようなことをするな.残飯みたいなものを食べて.今此処でゴミ箱に捨ててしまえ.ひとの苦労も知らないで”と怒鳴ってしまった.驚いたようなお袋の顔が残って後味が悪く,夜何度も目を覚ましてしまった.明けて今日である.5時近くに起きて簡単な朝食をすませ,連載小説;神宿の最終回を読んで外に出ると未だ外は真っ暗である.毎日工房でリラが待っているので遅くも7時前後には行かなければならないのだ.工房の玄関の鍵を開けるともうその音を聞きつけたリラの悲鳴のような声が響いて来た.やれやれと思って部屋に入ると何と黄色の洪水で,食いちぎって破り捨てたペットシーツが部屋中に散乱していて愕然とした.昨日まではこのような荒れよう無かったのに!気をとり直して外のリラ小屋に暖房を入れ,朝食の固形飼料とトッピングのササミを置いてリラを移動させ,部屋を清掃して様子を見に行って見た.何と言うことか.トッピングだけ食べて固形には手をつけようとしないのだ.今まで無かったことが次々と起こる.定例の散歩はこれといった変化も無かったが,その後も固形はさっぱり,そのままにしてリラ小屋の近くで仕事を始めるとうるさく悲鳴を上げて気に障ってしかたがない.仕事はリラ小屋の周囲の土砂の運搬で,リラにも面白いのでは,と思ったのが誤算だった.無視して仕事をしていると,ついに唸り声を上げて恐喝を始めた.さすがに大声で叱ったがめげる様子は無い.しかたがないのでまた散歩,これを繰り返している内に昼近くに成った.大学在職中の友人がたまたま来て,昼食に出かけることにしたが,気になったので小屋の中を覗くと固形を蹴散らして部屋にばら撒いているのには驚いた.甘やかしてもしかたがないので小屋に閉じ込めて外出することにした.(続く)

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本日獲物は無し? [ペットとの日々]

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プレートランマーが使用中に突然へたって動かなくなりました.エンジンは動いていますが振動が完全に止まっています.たぶん駆動系だろうと見当をつけて調べたところゴム台座4つともばらばらに壊れていました.部品はネットでも登場してこないので自分でなんとかする以外に手は有りません.丁寧に壊れたゴムを集めて強力な接着剤と液体ゴムで何とかそれらしく修復しました.乾燥を待って今朝組み立て動かしたところがたがた動き出しました.やったーと思って気を良くしてエンジンを停めたところ何やら声をかけられました.見ると二人組みの男で肩には銃を背負っています.それほど銃身は長くなくおそらく散弾銃と見うけられました.「でかい犬小屋だね」.見るとリラが咆えるわけでもなく興味深げに彼等を眺めているではありませんか.以前から薬莢が工房の前の道路に落ちていて気になったのですが,工房から登った森はかっこうの猟場だったのでしょう.「このあたりはイノシシは出ないかい?」.「全然見かけませんよ」.これは嘘では有りません.荒れた森は動物にとっても暮らしづらいことは前に日記に書きました.僕の仕事場の周辺は雑木を払って歩きやすくしたので実はキツネや野犬がひんぱんに出没するのです.このことは内緒にしておきました.彼等の荷物にはこれといった獲物は見当たらず,もう手ぶらで帰宅と見うけました.冬の一日が暮れるのは早く4時を過ぎると日没が近くなるのです.
 写真は夕暮れにベランダでささみジャーキーに熱中するリラです.

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楽しい労働の毎日でへろへろ [ペットとの日々]

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椅子の上のアロマ.シジミが上から覗き込んでいる.

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新入りのジャム.前足の親指がとれて痛々しい.

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工房で生活することになって3日目のリラ.痩せてヤギのように見える.

大学の構内で捨てられていた子猫のアロマちゃんを一時預かりしたのは11月の初めだったろうか.アロマの由来はウン×をいたるところでするためつけたちょっと自虐的な名前です.色もさび色と黒の縞でお世辞にも一般受けしそうもありません.おまけに,ネコ疥癬にかかっているし,眼もウイルス性の何かでうるうる,それをシジミが”ちょっと揉んでやるか”と転がしたり追いかけたりでこちらは起床と同時にケアの開始です.アロマの病気が良くなったとたん,シジミとの関係はまさに”トムとジェリー”状態,究極の友達を里親会に出すには後ろ髪を引かれる思いでした.でも,たぶん引き取られないだろうなという楽観も有ったのですが,なんと第一回で里親が決定!聴けば里親さんはちょうど同じような模様の3ヶ月の子猫を医療事故で亡くされた直後とか.絶望の淵にあったその飼い主さんには亡くなった子猫との再会のように見えたことでしょう.よかったね,アロマちゃん.
 ということでちょっぴりほろ苦い別れの気分を味わっていた時に,またもや3ヶ月の子猫ちゃんがころがり込んできました.捨猫で寒かったのか車のエンジンルームの中に入り,指を切断してしまったそうです.動物センターで治療を受けていたのですが,このままでは”処分”は避けられないということで,僕がレスキューすることにしました.名前はジャム,おとなしくてめげない男の子です.そうこうするうちに,ボルゾイのリラを引き取ることになったことは前回の日記に書きました.リラが来るのは26日ということで,急いで居所を作ることになったのですが,この忙しさにはちょっと参りました.マイミクのケンさんに失礼を覚悟で泣きついたところ,二つ返事で来ていただけることになりました.なぜ失礼かと言うと,この前に工房のペンキ塗りに3回も来て頂いているからです.それこそ日の出から日没まで休み無い仕事で,土方仕事に慣れないひとには苦痛以外何ものでもありません.黙々と仕事に熱中するケンさんには頭が下がりました.そして24日のリラの工事です.おかげさまで小屋の壁の工事は大幅に進みました.
 でも何と,別の庭の工事が26日から始まってしまいました.リラの小屋は完成には至らず,おかげでリラは家の中や庭でおおはしゃぎです.
今日日没前に小屋はほぼ仕上がったのですが,さすがに足が上がらないほどへろへろに疲れました.楽しいけど,ちょっとやり過ぎなこの生活はいつまで続くのか,そろそろ頭を使う仕事に戻ろうかな.

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ボルゾイのその後 [ペットとの日々]

翌日歯磨き用を兼ねたタンパク質スティックを持参して,またボルゾイの様子を見に行くことにしました.というのは歯がかなり黄色くなっていて,お産の後のカルシウム不足も重なって虫歯が気になったからです.どうも様子から高齢にさしかかったような印象で,持病が無いかもひっかかりました.病気持ちだから引き取らないというわけではなく,逆に病気ならなおさら引き取るつもりだったからです.
 コロが春に亡くなって,もう金輪際ワンと暮すのは止めようと決意したわりには懲りていない,というのか馬鹿ですね.
 店員の話では歳は予想通りもう6歳だそうです.ボルゾイの平均寿命がどれぐらいかは知らないのですが,大型犬では12歳ぐらいではないでしょうか.とするともうシニアの仲間入りで,オーナーの視点から見ても潮時という気もします.横を見るとボルゾイはスティックにすっかり夢中です.工房の仕事が有るので,オーナーへの連絡を再度お願いして店を出ました.
 それから何度か電話がオーナーから有ったようですが,生憎仕事中ですれちがいが続きました.しかし,こちらから店員に連絡したところではオーナーも僕に渡すことを決めたようです.赤ちゃん達の授乳が終わり,母親としての無理の無い別れの時期がきた時におそらく僕との生活が始まるでしょう.
 目下名前をどうしようか思案中ですが,店員は”ボルちゃん”とか呼んでいて,これは論外!ボルゾイというのは俊敏という意味ですから,早く動くイメージで風に乗って流れるリラ琴の調べということで”リラ(Lyre)”ではどうなんだろう.カタカナのリラにはライラックの意味もあるし,薄い藤色ではないけど白系の毛並みではあるし・・.
 とはいっても,オオカミの狩りに使われたくらいだから本当は激しいところもあるに違いありません.今日僕の不注意で指先を深く咬まれてしまいました.口から落としたガム棒を拾おうとした僕の手をじゃまだと思ったらしいのですが,鋭い犬歯はナイフのようだと認識を新たにしました.まあ食事中手を出すなど論外,彼らにとっては真剣勝負でしょう.それとオオカミ狩りといっても,ねじふせたオオカミは再び野に放したことも付け加えておかないと.
 工房を急いで改築してリラの新居も用意しなくてはいけないし,一体何しているんだろうと思うくらいこのところ土方生活が続いています.

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店頭のボルゾイ [ペットとの日々]

トルストイの「戦争と平和」にナターシャ達が狩りに興ずる場面が出てきます.沢山の勢子と共に狩り犬達が獲物をおいつめる役割を演ずるのですが,その貴族達の友人がボルソイでした.遊興にうつつをぬかす貴族とその良き友人であるボルゾイという組合わせは,ロシア革命成功後,ボルゾイに悲劇をもたらしました.根こそぎ殺しつくすという惨劇を止めるものもなく,ボルゾイはこの地上から消滅する危機に瀕したのです.が,幸いなことにこの”地上で最も美しい犬”はロシア以外の大地で生き延びることが出来ました.
 一度見たら忘れることの出来ない気品が(確か調布の公園で見かけたのが最初だったと思います),ボルゾイの悲劇とあいまって僕の脳裏に焼きついていたのですが,その姿をこの地方都市のペットショップで見ようとは想像もしていませんでした.
 朝工房に出かける途中に小さなペット・ショップが有って,そこに何やら疲れ果てたような痩せた大きなイヌが曳かれて行くのです.とてもボルゾイとは思えないような悄然とした様子ですが,いくぶん猫背の中に漂う気品はボルゾイ以外考えられません.一日中そのことが気になっって頭を離れず,結局帰宅の途中で事情を聞くことに決めました.
 ペット・ショップのガラス戸を開けると中は4畳半か6畳程度,そこにまぎれもないボルゾイが生まれたばかりの6匹の子供達と金属製のサークルの中に立っていました.親切そうな店員が応対に出てきて,あれこれ話す内に事情が分かって来たのですが,どうやらこの母親のボルゾイは子犬を供給するために飼われているようです.今回が2回目の出産とか,”女性は産む機械”とか放言した政治家の冷言が頭をよぎりました.”狭い環境ではなく,広いところでこの母親のボルゾイを生きさせてあげたい,僕の敷地が広いとは言えないが走り回るだけの広場はある,ブリーダーの都合も考慮してなにがしかで譲っていただけないか”と言ったことを伝えてこの日は店を後にしました.人懐こいボルゾイの澄んだ瞳と,柔和な表情が柔らかな毛の感触と共に忘れられません.
 どうなることかブリーダー次第ですが,これからが有る子犬達はともかく母親だけはなんとか有り金をはたいて一緒に家に帰りたいと願っているのですが・・.


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コロが雲になって戻ってきた! [ペットとの日々]

コロ雲.jpg
koroS.jpg
今日の甲府は昨日にも増して強烈な夏の日差しが照りつけ,生気を失った芝生がぐったりと地面にへばっていました.焼け焦げるような暑さに辟易し,日没を待って工房から戻ることにしたのですが夕方6時でも熱気は収まりません.車から空を見上げると,暮れ方に赤く染まった積乱雲が紺碧の空に伸びています.
 でもその先がおかしい・・,
 まるで動物が天空を駆け上がるような・・・,
   コロ・・?!,まさかコロでは・・!!
    コロ,コロ,戻ってきたのか,
     お前か,
      どこえ行っていたんだ!!

    胸を突き上げるものがあって,
   空き地に車を止め,呆然と見ていました.

 2月に僕の元から去っていったコロの思い出が消えてはいなかったんですね.
 とても科学者の文章とは思えません.”日中の熱気で成長した積乱雲が,夕方の温度低下とともに成長の力を失い,やがて形が崩れて消滅する過程で不定形な姿をとったと推察される.これが心理的な投影効果で・・.”これが正しい記述なのかな.
 
 30分もすると,暗くなる空の中にコロは静かに消えていきました.半年も経ってからの壮麗な祝祭を見た思いです.はからずも敗戦記念日の8月15日でした.

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