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▲突然変異のメタ生物学的社会心理;50年代SF映画から見る①はじめに一言 [メタ生物学]

科学的世界観の一般化にSF映画がどの程度の役割を果たすものか
ドキュメントを漁ったことはないが,その時代の社会心理学的雰囲気を
知る一つの入口には成り得るであろう.SF映画は戦前には製作されず
映像と音がリンクしたトーキーになって初めて登場したと思われる方
もいると思うが,映画の登場と同時にSF的映像は果敢に試みられて
来た.これらの作品を映像メディアとして目にする事は簡単ではないし,
自分自身も実際に観た作品はほんの少数であるが,いくつかの証言を
総合するとモチーフの中心は二つのカテゴリーに分けられるように思う.
その一つは当時の先端技術の夢を反映したもので,ロケットとかロボット,
高度な建設技術,軍事施設等がそれである.もう一つは現実には
観ることの出来ない未知の世界を映像化するというもので,恐竜とか
怪獣,火星人,獣人などがそれに入るであろう.そういったSF映画の
中で今もって最も評価の高い作品の一つが「メトロポリス」である.

メトロポリス1.jpg

オリジナルフィルムは1926年,ドイツ・ウーファ社から出された
ものでサイレント映画としては破格の制作費を費やしたと言われている.
監督・脚本はフリッツ・ラングでエキストラは37,975人,使用フィルム
は62万メートル,驚くべき情熱が注ぎこまれた.この超大作はジョルジオ
モロダー音楽総合プロデュースと擬似カラーを得て1984年に
劇場公開されたのでご覧になった方も多いのではなかろうか.
 物語の舞台がどこかヒットラー登場前のドイツを示唆するようで,
アンドロイドのマリアの煽動が印象的であった.しかしこの映画の
コンセプトの中には生物学的知識の革新性は無い.当時の科学の中心
はあくまでも物理で,その応用としての技術の暴走に社会革命の理念
が歯止めをかけるという構図となっている.この構図はまさに20世紀の
理想の縮図のようなもので,別角度からみた批判の芽は50年代のSF映画
の興隆期になり初めて登場することになる(続く).
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